KSCのM92バーテックを入手しました。先のエントリーでレビュー予告していた残りの一つです。
このモデルはブローバックエンジンにシステム7を採用しスライド、フレームにHW樹脂を使っています。
実銃のM92-Vertecはイタリアのベレッタ社が製造販売する公的機関向けのオートマチックピストルです。日本の特殊捜査班 (SIT)が装備しています。
ところでSITについて特殊捜査班(とくしゅそうさはん)とは、日本の刑事警察に特殊犯捜査係などの名称で設置されている捜査係を言います。
特殊犯捜査係は都道府県警察本部の刑事部捜査第一課に設置されており、誘拐事件の捜査や人質立てこもり事件の捜査などを担当している。警察では「特殊犯」と略されることが多く、報道機関では「特殊班」「SIT」と表現されることが多いようです。
SITは何の略?
その存在をマスコミに悟られないよう苦肉の策として捜査一課特殊班のローマ字表記(Sousa Ikka Tokushuhan)の頭文字を取りSITとしたのが始まりで、それを在外公館勤務経験者の捜査第一課管理官が「Special Investigation Team」の略と解釈してしまい、公式名称となったと言われています。
バーテックの特徴としては
・グリップ後部のふくらみが無いストレートグリップになり、握りやすくなった。
・92でスライドから出ていたバレル先端が切り取られ、全長の短縮が行われた。これによりホルスターからの抜き差しが容易になった。
・フレーム前方下部に20mmマウントレールが設置され、フラッシュライトなどのオプションを装備できる。
同じKSCのM9と比較しながら見ていきましょう。
全体のシルエット
特徴の一つ目。ストレートグリップ。握ってみると全体に細く握りやすいです。しかしMod92でも上部がくびれているので個人的にはそれほど握りにくいとは思いません。
二つ目のショートバレル。左がM92バーテック、右がM9です。
三つ目はフレーム前方下部に設けられた20mmレイル。
手持ちのSHENKEL M6タイプのウェポンライトを取り付け手みました。
ブリーガディアとは異なる形式の上部肉厚型バーテックスライド。左がM92バーテック、右がM9です。
リコイルガイドも違います。左がM92バーテック、右がM9です。軽量化なんでしょうか。
トリガガードの前方にはセレイション(滑り止め溝)がありません。
刻印はPPマークを除きリアルなようです。東京〇〇〇なんて野暮な刻印は入っていません。
グリップ底面のランヤードリングがバーテックにはついていません。
バーテックのリアサイトとフロントサイト
M9のリアサイトとフロントサイト
グリップにはマークが入っていませんので、このままでも良いような気がしますが純正マーク入りに交換したいです。
マガジンはM9と同じです。
重量はM9が954gに対して
M92バーテックは897gと少し軽くなっています。
撃った感じですが冬の時期ということもありリコイルはそこそこですね。東京マルイのM9A1とKSC M9の3丁で打ち比べてみるとKSCはHW素材のスライドなので若干重さを感じる動きで、M9A1は軽やかにシャープに動いている感じです。リコイルの強さはM92バーテック=M9>M9A1となります。
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